小さな嘘

小さな嘘「だいたい、男の人は言ったことをそのまま信じるんだ」
と彼女は言いました。

だから、この人と付き合いたい!という人が現れたら
その人に合わせる言葉を羅列していけば、何の問題もなく付き合うことが出来る。

・・・とも言うのです。

確かに相手に合わせれば共鳴しているという感覚を得られることが出来るでしょうし
それがきっかけとなって近づく事も出来るでしょう。
もしかしたら、好きになってもらえるかもしれません。
しかし、恋愛関係に至るまでそれを積み重ねていけば、「嘘」になるように思えてならなかったのです。

「嘘をつくと苦しくならない?」
そう聞く私に彼女は言います。
「本当に小さな嘘だから」と。

嘘に小さいも大きいも無いのかもしれませんが、確かに可愛い嘘や許せる嘘は存在します。
しかし、恋愛関係において
そうした嘘をついてまで付き合いたいか?彼の側にいたいか?と考えると
私個人としてはそれを良しとすることが出来ませんでした。

やはり正直でありたいですし、嘘が後になって明らかになった時のことを考えると・・・。

彼女は小さな嘘を重ねて思いを寄せている人とお付き合いをし始めました。
が、長くは続きませんでした。
理由は聞きませんでしたが、彼女の心がついていききれなかったように見受けられました。